山形の外壁・屋根塗装|おすすめの選び方と3社見積もり・補助金

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山形の外壁・屋根塗装|おすすめの選び方と3社見積もり・補助金

外壁や屋根の塗装を考え始めて、最初にぶつかるのが「どこに頼めばいいのか分からない」です。

先に結論を書きます。近くの塗装店2社+家を建てた会社の計3社に、見積もりを取ってください。それで決められます。

「どの業者が良いか」を先に調べ込む必要はありません。ひとことで言えば、塗装業者の良し悪しは事前のネット検索では分からないからです。

その代わり、見積もりに来てもらったときに良い業者を見分けるサインがあります。そこが本題です。

あわせて、山形ならではの事情(塗装できるのは5月〜10月、補助金の業者縛り、瓦屋根は塗らなくていい)もまとめました。

この記事で分かることは、次の4つです。

  • なぜ「おすすめ業者」を調べても決まらないのか
  • 3社の選び方と、良い業者を見分ける4つのサイン
  • 屋根材によっては塗装が要らないこと
  • 山形で塗れる時期と、補助金の落とし穴

「おすすめ業者」を探しても答えが出ない理由

「山形 外壁塗装 おすすめ」と検索すると、業者を順位づけしたサイトがたくさん出てきます。読んでも決めきれないまま戻ってきた方が多いはずです。

当サイトも実際に調べました。山形県の建設業許可名簿(令和8年3月末現在)で塗装工事業の許可を持つ会社は県内に約800社。山形市・天童市・上山市・寒河江市・山辺町・中山町の6市町だけでも66社あります。

そのうえで、はっきり書きます。事前に1社を選び出すのは無理です。理由は3つあります。

公的な情報では差がつかない
建設業の許可・資格・保険の登録を突き合わせても、66社に順位はつけられませんでした。ほとんどの会社が同じ条件を満たしています。
口コミが少なすぎる
塗装業者は飲食店のように客数が多い商売ではありません。口コミが数件しかない会社も珍しくなく、数件の感想で判断するほうが危険です。
そもそも定価がない
家の大きさ・傷み具合・塗料で金額が全部変わります。「A社80万円、B社90万円」という料金表は、どこにも存在しません。

つまり、ネットでいくら調べても「この会社が正解」には辿り着けません。

いちばん避けたいのは、調べ疲れたところに訪問販売が来て、その場で契約してしまうことです。後述しますが、点検商法の相談は年々増えています。

そこで当サイトがおすすめするのは、会社ではなく「選び方」です。順位づけの代わりに、誰でも同じようにたどれる手順を書きます。

なお順位づけサイトを読むときは、運営者情報と「広告」「PR」の表記を確認してください。掲載や問い合わせで報酬を得ている場合、順位の付け方が読者のためだけとは限りません。当サイトは掲載料も紹介料も受け取っていません。

おすすめの進め方|3社の組み方はこれだけ

  1. 家から近い塗装店を2社(通り沿いの看板やネット検索で見つけた店でよい)
  2. 家を建てたハウスメーカー・工務店に1社
  3. 3社に現場を見てもらい、見積もりを取る

近い塗装店を選ぶ理由は単純です。現場にすぐ来られて、工事後に何かあったときの対応も早い。地元で長く商売している会社ほど、評判を落とせないという事情もあります。

見積もりは無料の会社が多いものの、有料の場合もあります。電話のときに「見積もりは無料ですか」と先に聞いておくと安心です。

そして建てた会社を必ず1社入れてください。理由は2つあります。

保証の確認が同時にできる
新築住宅の屋根・外壁(雨水の浸入を防止する部分)には、品確法という法律で引き渡しから10年間の責任が定められています。見積もりのついでに「他社で塗ったら保証はどうなりますか」と聞けば、一度に確かめられます。
金額の物差しになる
建てた会社は下請けに出すぶん高くなりやすいと言われます。ただ「何割高い」という公的な統計はありません。実際に見積もりを並べれば、うわさではなく自分の家の本当の差額が分かります。差が小さければ、家の構造を知っている会社に任せる選択も十分ありです。

保証について、ひとつ分けて考えてほしいことがあります。法律で決まった10年の責任と、会社が独自につけている20年・30年の延長保証は別ものです。

法律のほうは雨漏りなど住宅の欠陥に対する責任で、塗装の色あせは対象外です。一方の延長保証は、条件として自社や指定業者による定期メンテナンス工事を求めている会社があります。他社で塗るとその条件から外れることがあるので、手元の保証書を読むか、建てた会社に直接聞いてください。

ネットの一括見積もりサイトを使う方法もありますが、自分で選んだ3社に直接連絡するほうが、やりとりを自分のペースで進められます。

良い業者は「会社」ではなく「対応」で分かる

ここが本題です。塗装の仕上がりを左右するのは、会社の名前ではなく、実際に来る職人と、工事の進め方です。

だから事前のリストでは選べません。その代わり、見積もりの場で確かめられるサインが4つあります。

サイン①「実際に塗るのはどなたですか」と聞く

自社の職人が塗るのか、下請けに出すのか。この質問への答え方が、いちばんの判断材料です。

下請けだから悪いわけではありません。ただ、誰が塗るのかをはっきり答えられない会社は、工事の中身を把握していない可能性があります。

サイン② 現場をちゃんと測るか

国土交通大臣指定の公益財団法人(住まいるダイヤル)は、現地を調査していない見積もりについて、数量が過大になったり不足して後から追加請求になったりする恐れがあると注意しています。

屋根や外壁を測らず、玄関先の立ち話だけで出てきた金額は、そもそも比較の材料になりません。

サイン③ 見積書に「一式」が並んでいないか

見積書はここだけ見てください。

  • 塗料のメーカー名・商品名が書いてあるか
  • 塗る回数(下塗り・中塗り・上塗り)が書いてあるか
  • 塗装面積の数字が書いてあるか
  • 高圧洗浄・ひび割れ補修など下地処理の項目があるか

「外壁塗装一式 ◯◯万円」とだけ書かれた見積書は、中身の比較ができません。住まいるダイヤルも「一式」表記に注意を促し、数量と単価を示してもらうよう案内しています。

金額に大きな差が出たときは、下地処理の項目・塗る回数・塗装面積が同じ条件になっているかを見比べてください。条件が違えば金額が違うのは当たり前です。安い理由をきちんと説明できるかどうかが判断材料になります。

参考:リフォーム見積書セルフチェックのポイント(住まいるダイヤル)

サイン④ 質問に分かりやすく答えるか

3社の見積もりを並べると、同じ家なのに塗装面積の数字が会社ごとに違うことがあります。そこを質問してみてください。

どう測ったかを説明できる会社は、きちんと測っている会社です。最後は金額ではなく、いちばん分かりやすく説明してくれた会社を選んでください。説明できるということは、工事の中身をごまかしていないということです。

塗料は「1年あたりいくら」で比べる

3社で塗料のグレードが違ったら、総額ではなく「1年あたり」で比べてください。塗料メーカーのエスケー化研が公開している目安です。

塗料の種類期待耐用年数の目安
アクリル5〜8年
ウレタン8〜10年
シリコン10〜15年
ふっ素15〜20年
※メーカーが「一般的には言われています」として示す目安。立地や方角で変わります

足場代は塗り替えのたびにかかります。安い塗料で8年ごとに塗るより、シリコンで15年もたせるほうが結果的に安いことがあります。

屋根を塗る前に|瓦なら塗装は要りません

屋根の塗装を考えている方は、業者に電話する前に屋根材を確かめてください。塗装が要らない屋根があります。

屋根材塗り替え
陶器瓦・釉薬瓦
(いわゆる日本瓦)
不要
化粧スレート
(カラーベスト等)
10年ごとが目安
(美観の維持)
金属屋根
(トタン・ガルバリウム)
必要
(さび対応)
アスファルト
シングル
推奨されず
※鶴弥(瓦)・ケイミュー(スレート)・アイジー工業(金属)・旭ファイバーグラス(シングル)の公式説明による

瓦メーカーの鶴弥は、粘土瓦について「塗り替えのメンテナンスは必要ございません」と公式に明記しています。表面がガラス質の釉薬で覆われているためです。

瓦屋根なのに塗装を勧められたら、その時点で疑ってください。訪問販売でよくある切り口です。ただし瓦の下の野地板や棟の漆喰は傷むので、そこの点検は必要です。

スレート屋根の再塗装は、メーカーのケイミューによれば「美観の維持・向上」のためのものです。色があせても、屋根材としての基本性能に問題はないとされています。目安は築10年目、以降10年ごとです。

アスファルトシングルは、旭ファイバーグラスが自社製品について塗装を「推奨しません」と回答しています。

大事な注意がひとつ。雨漏りは再塗装では直りません。ケイミューの維持管理資料にそのまま明記されています。雨漏りがあるなら、必要なのは塗装ではなく原因の特定と補修です。

足場は「必ず要る」わけではありません

労働安全衛生規則では、高さ2メートル以上で墜落の危険がある作業は「足場を組み立てる等の方法により」作業床を設けることとされています(第518条)。足場は方法のひとつで、唯一ではありません。

条文で認められている墜落防止の方法は、次のとおりです。

  • 足場を組み立てるなどして作業床を設ける(第518条1項)
  • 作業床が難しいときは、防網を張る・墜落制止用器具を使わせる(同2項)

「足場なし=何の対策も要らない」ではありません。どの方法をとるかは、現場を見た職人が安全面から判断することです。

そのうえで、1階に張り出した下屋(げや)のように低くて安全に作業できる場所なら、足場を組まない形で見積もりが出ることもあります。できるかどうかは、現場を見た職人が安全面から判断することです。

「足場を組まずにできる範囲はありますか」と聞いてみる価値はあります。足場代は総額の大きな部分なので、聞くだけで金額が変わることがあります。

頼んでもいないのに「足場代をサービスします」と向こうから言ってくる話は要注意です。足場の要否は安全に関わる判断で、値引きの材料にする性質のものではありません。

外壁も近いうちに塗るなら、屋根とまとめて1回でやれば足場代は1回分で済みます。

山形で塗れるのは5月〜10月

国が公共工事のために定める仕様書(公共建築改修工事標準仕様書・令和7年版)には、こう書かれています。

気温が5℃以下、湿度が85%以上、結露等で塗料の乾燥に不適当な場合は、塗装を行わない。ただし、採暖、換気等を適切に行う場合は、この限りでない。

「ただし」以降のとおり、温めたり換気したりすれば冬にできないわけではありません。ただ、戸建ての外壁でそこまでするのは現実的ではないため、目安として使われています。

これを気象庁の山形市の平年値に当てはめると、月平均気温が5℃を下回るのは12月〜3月。朝の冷え込みまで見ると、11月と4月も最低気温が5℃を切ります。

結果として、山形で無理なく塗れるのはおおよそ5月から10月。1年の半分しかありません。

工事したい年の冬のうちに見積もりを取り始めると、あわてずに3社を比べられます。

訪問販売では契約しない

国民生活センターの集計では、「点検商法」の相談が2022年度の8,166件から2024年度は19,215件に増えています。屋根工事に限っても、2018年度の923件から2022年度は2,885件になりました。

公的機関が注意を呼びかけている、典型的な進め方はこうです。

  • 「無料で点検します」と持ちかけて訪問する
  • 撮った屋根の写真を見せて、このままでは大変だと不安をあおる
  • 火災保険や補助金が使えるので自己負担が減る、と持ちかける
  • その場での契約を迫り、他社と比べる時間を与えない

2018年の注意喚起には「大雪で歪んだ」と言って不安をあおるという、雪国そのままの手口も出てきます。

対策はひとつだけ。訪問してきた相手とは、その場で契約しない。点検を勧められても受けず、自分で選んだ3社に見てもらってください。

参考:屋根工事の点検商法のトラブルが増えています(国民生活センター)

もし契約してしまっても、訪問販売なら契約書面を受け取った日から8日以内は無条件で解約できます(クーリング・オフ)。工事が始まっていても代金を払う必要はなく、変えられた外壁などは無償で元に戻してもらえます。困ったときは市町村の消費生活センターへ。

補助金は「どこの業者に頼むか」で決まる

外壁・屋根の塗装は、市町村の住宅リフォーム補助金の対象になることがあります。山形市は対象工事に「屋根(雨樋を含む)、外壁、軒天井の塗装及び修繕工事」を明記していて、市補助タイプなら工事費(税抜き)の50%・上限20万円です(所得などの条件あり)。

見落としやすいのが業者の条件です。山形市の場合、「山形県内に本店があり、かつ山形市内に事業所・支店・営業所がある業者」に頼むことが条件になっています。頼む先を決めてからでは遅いので、見積もりの前に確かめてください。

頼む先を決めてからでは遅いので、見積もりの前に確かめてください。

受付の方式は市町村ごとに違います。山形市は年に数回の受付期間を設けていて、申込みが多い場合は公開抽選です(先着順ではありません)。2026年度に公表されている最後の受付は7月13日〜17日の回でした。ほかの市町村では、先着順で予算がなくなり次第終了というところもあります。

お住まいの市町村の担当課に電話して、聞くことは3つだけです。

  • 外壁・屋根の塗装は補助の対象になるか
  • 今年度の受付はいつか(もう終わっていないか)
  • 業者に地域の条件はあるか

まとめ|今日やることは電話3本

  1. 近くの塗装店2社と、家を建てた会社に電話して、現場を見てもらう約束をする
  2. 市町村の担当課に、補助金の対象・時期・業者の条件を聞く
  3. 見積もりが揃ったら、金額ではなく「説明の分かりやすさ」で決める

おすすめの会社をひとつ挙げることは、当サイトにはできません。塗ってみるまで分からないからです。その代わり、おすすめできる進め方はこの3つに尽きます。

業者選びに正解を求めて調べ続けるより、3社に来てもらうほうが早くて確実です。断っても失礼ではありません。

そして訪問してきた相手とは契約しない。これだけ守れば、大きな失敗はまず起こりません。

この記事について
国土交通省・厚生労働省・消費者庁・国民生活センター・気象庁・住宅リフォーム・紛争処理支援センターの公表資料と、山形県「建設業許可業者名簿」(令和8年3月末現在)、山形市の公表資料、塗料・屋根材メーカー(エスケー化研・鶴弥・ケイミュー・アイジー工業・旭ファイバーグラス)の公式情報をもとに作成しています(2026年7月時点)。当サイトは特定の業者から掲載料・紹介料を受け取っていません。
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