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最上川の舟下りは、戸沢村で2つの会社が運航しています。峡谷を下る「最上峡芭蕉ライン観光」と、出た場所へ戻ってくる「義経ロマン観光」。
同じ「最上川舟下り」でも、乗り方がまるで違います。選ぶときの決め手になるのは、料金より「帰りの足」です。
芭蕉ラインは約12km下るため、車を置いた場所まで戻る手段を自分で決めることになります。義経ロマンは往復コースなので、車はそのままで済みます。
まとめたのは、2社の出航時刻と料金、予約の要り方、帰りのバスの時刻表。紅葉の見頃、冬の「雪見舟」と「こたつ舟」の違い、電車で行けるかどうかまで載せています。
2社の違い早見表|下る舟と、戻る舟
ちがいが出るところだけを、先に表にしました。
| 最上峡芭蕉ライン 観光 | 義経ロマン観光 | |
|---|---|---|
| コース | 古口港から 草薙港まで 約12kmを下る | 高屋乗船場を出て 同じ場所に戻る 往復コース |
| 所要時間 | 約60分 | 約60〜70分 |
| 出航時刻 | 9:50/10:50 11:50/12:50 15:00 (土日は13:50も) | 10:00/11:40 13:10/14:30 |
| 大人 | 3,000円 | 2,700円 |
| 小学生 | 1,500円 | 1,350円 |
| 帰りの足 | 路線バス500円 などが別に かかります | いりません (車を置いた 場所に戻ります) |
| 途中の上陸 | なし | 仙人堂に上陸 (舟でしか 行けない神社) |
| 最寄り駅 | JR古口駅から 歩いて7〜8分 | 電車では 行けません (車で行きます) |
| 予約 | ネット予約は 3日前まで 100円引き | 2名から 受け付け 当日でも可 |
峡谷を通しで下りたいなら芭蕉ライン、次の目的地へすぐ向かいたいなら義経ロマン。ざっくり言えば、この分かれ方になります。
どちらも予約なしで乗れますが、増水や渇水で運休することがあります。芭蕉ラインは当日の天気と運航状況を公式X(@mogamigawa_fune)で流しているので、遠方から向かう日は出かける前に見てください。
最上峡芭蕉ライン観光|最上峡を12km下る
古口港(戸澤藩船番所)から乗り、草薙港(川の駅・最上峡くさなぎ)で降ります。約12kmを1時間かけて下るコース。
旅行新聞新社の「プロが選ぶ水上観光船30選」では、2026年まで5年続けて1位に選ばれています。
出航時刻と料金|平日は5便、土日は6便
1本目は9時50分。そこから1時間おきに出て、最終は15時発です。平日は13時50分の便がなく5便になります。
| 出航時刻 | 9:50/10:50 11:50/12:50 15:00 土日は13:50も |
| 所要時間 | 約60分 |
| 大人 | 3,000円 |
| 小学生 | 1,500円 |
| 冬の料金 | 12月1日〜3月31日は 大人3,200円 小学生1,600円 |
| 予約 | なくても乗れます ネット予約なら 大人100円引き |
混み合う時期は平日でも6便で動きます。2026年はお盆の8月10日から14日が6便でした。
雨でも乗れる?桟橋の階段と、途中下船なし
船頭が最上川舟唄を歌い、両岸から山が迫る区間を進みます。乗る前に知っておきたいことは、この3つです。
- 雨の日でも乗れる
- ビニールの屋根がかかるため、天気が崩れても濡れる心配はありません。夏は日よけのすだれ、冬はまわりをすべて囲った屋形舟に変わります。
- 桟橋まで階段がある
- 水量にもよりますが40〜50段あり、100mほど歩きます。車椅子での乗船もでき、スロープと貸し出し用の車椅子が用意されています。
- 途中では降りられない
- 乗ってしまえば約1時間。お手洗いは乗る前に済ませておくと、小さな子ども連れでも落ち着いて過ごせます。
船内のお手洗いと未就学児の料金は、公式サイトに案内がありません。幼い子と乗るなら、電話(0233-72-2001)で聞いてから出かけると安心です。
下船場から戻る方法は3つ
草薙港は、車を置いた古口港から12km下流です。戻り方は3つ用意されています。
| 戻り方 | 料金 | 覚えておくこと |
|---|---|---|
| 路線バス | 大人500円 小学生250円 | 下船から15分ほど 待って乗り、 約18分で船番所へ |
| 往復船 | 大人4,720円 小学生2,360円 | 行き帰りこみの 金額です 人数に限りあり 最終15時発の便 では使えません |
| 車の回送 | 普通車3,000円 大型車3,500円 | 完全予約制 当日のキャンセルは 全額かかります |
いちばん安い路線バスを使うと、大人ひとりで3,000円+500円=3,500円。義経ロマンの2,700円との差は、ここで開きます。
バスは、舟下りの客がいない便は運行しません。不定期のため、最上川交通(0233-34-7051)へ事前に予約してください。
時刻も舟の便数に合わせて変わります。降り場は古口駅と船番所の2か所。
| 川の駅 くさなぎ発 | 古口駅 | 船番所 |
|---|---|---|
| 11:05 | 11:19 | 11:23 |
| 12:05 | 12:19 | 12:23 |
| 13:05 | 13:19 | 13:23 |
| 14:05 | 14:19 | 14:23 |
| 15:05 | 15:19 | 15:23 |
| 16:05 | 16:19 | 16:23 |
タクシーは乗り場に常駐していません。使うなら戸沢観光タクシー(0233-72-2711)か新庄タクシー(0233-22-3955)に予約が必要です。
もうひとつ、降船場のすぐそばには川辺の宿「R;MOGAMI」。泊まってしまえば、その日のうちに戻らなくて済みます。
予約なしでも乗れる|ネット予約なら100円引き
公式サイトから乗船予約をすると、大人100円・小学生50円が引かれます。申し込みは乗船日の3日前までです。
公式LINEを友だち登録してアンケートに答える方法でも、100円引きになります。
2つの割引を重ねて使うことはできません。貸切船やイベントも割引の対象外です。
定期便は定刻に出ます。受付は出航の10分前で締め切られるので、公式サイトがすすめる20分前を目安に着いておくと安心です。
乗船場にはそば処があり、船内で食べる弁当も予約できます。降りた先の川の駅にも食堂と売店があるので、昼をはさむ時間帯でも困りません。
荷物は、乗船場へ戻ってくる人なら窓口で預かってもらえます。
義経ロマン観光|舟でしか行けない神社に上陸する
高屋乗船場を出て、同じ場所に戻ってくる約60〜70分のコースです。途中で舟を降り、仙人堂(外川神社)に立ち寄ります。
仙人堂は舟でしか行けない神社です。縁結びや大願成就の祈願で知られ、水洗トイレも整っています。
境内には湧き水でいれるコーヒーやそばを出すアウトドアカフェ。最上川を見ながら休めます。
| 出航時刻 | 10:00/11:40 13:10/14:30 |
| 所要時間 | 約60〜70分 |
| 大人 | 2,700円 |
| 小学生 | 1,350円 |
| 未就学児 | 無料 |
| 食事つき | 4,100円〜4,200円 (十割そばと いも煮つき) |
| 予約 | 2名から受け付け 予約なしでも 乗れます |
ゴールデンウィークや夏休みは、臨時便が出ることがあります。団体で行くなら、臨時便の相談も可能。
障害者手帳をお持ちの方は、本人と介護者1名が3割引になります。対象は第1種の身体・知的障害と、精神障害1級です。
カーナビには「高屋駅」と入力してください。電話番号で検索すると別の場所に案内されると、公式サイトが注意しています。
行き方と駐車場|高屋には電車で行けない
陸羽西線は2026年1月16日に運転を再開しました。ただし高屋駅と羽前前波駅は、すべての列車が通過します。
義経ロマン観光の乗船受付所は旧高屋駅にあるため、電車では行けません。芭蕉ラインなら古口駅から歩いて7〜8分です。
車なら、新庄駅から芭蕉ラインまで約20分、古口駅から義経ロマンまで約10分。駐車場はどちらも無料です。
国道47号の新庄古口道路は通行無料。公式サイトによれば、この道路の開通で東根からノンストップ50分で来られるようになりました。
紅葉の見頃は10月下旬から11月上旬
山形県公式観光サイトによると、最上峡の紅葉の見頃は10月下旬から11月上旬。桜は4月下旬から5月初旬、新緑は5月下旬から6月上旬、雪景色は12月下旬ごろから2月です。
紅葉の時期に確実に乗りたいなら、予約をおすすめします。芭蕉ラインはネット予約が3日前まで、義経ロマンは2名から電話で受け付けています。
芭蕉ラインの料金が冬の3,200円に変わるのは12月1日から。紅葉の時期は、まだ3,000円で乗れます。
県内のほかの紅葉スポットとあわせて計画を立てるなら、こちらも参考にしてください。
▶ 【2026年】山形の紅葉 見頃はいつ?名所と穴場スポットまとめ
冬にこたつ舟へ乗れる?定期便は雪見舟
12月1日から3月31日まで、芭蕉ラインの定期便は暖房を入れた「雪見舟」で運航します。雪の峡谷を、暖かい船内から眺める形です。
ここで間違えやすいのが、こたつ。こたつを囲む舟は特別貸切船だけで、定期便には出ません。こたつ目当てなら、貸切の相談が必要になります。
冬の乗船料は大人3,200円・小学生1,600円。営業時間も変わり、4月から11月は8時20分から17時10分、12月から3月は9時から16時30分です。
義経ロマン観光も通年で運航しています。ただし冬は便が変わることがあるため、電話で確かめてから向かうと確実です。
2社の住所・電話・駐車場
最上峡芭蕉ライン観光
| 住所 | 戸沢村大字古口86-1 |
| 電話 | 0233-72-2001 |
| 営業時間 | 4月〜11月 8:20〜17:10 12月〜3月 9:00〜16:30 |
| 定休日 | なし (天候・水位により 運休あり) |
| 駐車場 | 無料 大型バスも可 |
| 公式サイト | blf.co.jp |
| @basyouline | |
| 地図 | Googleマップで見る |
最上川舟下り 義経ロマン観光
| 住所 | 戸沢村大字古口 字高屋3112-1 |
| 電話 | 0234-57-2148 |
| 駐車場 | 無料100台 (旧高屋駅) |
| 公式サイト | mogamigawa.jp |
| 地図 | Googleマップで見る |
どちらを選ぶかは「帰りの足」で決まる
峡谷を通しで下る体験そのものを求めるなら、芭蕉ラインです。戻る手段を先に決めておけば、当日に迷いません。
車で来て次の観光地にも寄りたい人、舟でしか行けない神社に立ちたい人には義経ロマンが向いています。
紅葉に合わせるなら10月下旬から11月上旬、雪の峡谷を見るなら12月から。出かける前に、その日の運航状況をひと通り確認してください。
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この記事について
最上峡芭蕉ライン観光・義経ロマン観光の公式サイト、戸沢村観光サイト、山形県公式観光サイト、最上川交通の案内をもとに作成しています(2026年8月時点)。
料金・運航時刻・営業時間は変わることがあります。お出かけ前に各社の公式サイトでご確認ください。