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山形には、江戸時代から続く窯元がいくつも残っています。その多くが予約すればその日のうちに体験できる陶芸教室を開いています。
この記事では、県内4地域(村山・置賜・最上・庄内)の9か所を、料金・所要時間・予約の要否とあわせてまとめました。
雨の日のおでかけ先、子どもの夏休みの自由研究、県外から来た人をどこへ連れて行くか。そんなときに使える選択肢です。
早見表|山形で陶芸体験ができる9か所
| 施設名 | 場所 | できること | 料金の目安 |
|---|---|---|---|
| 七右エ門窯 | 山形市 | 手びねり 絵付け | 1,650円〜 |
| 山寺焼 ながせ陶房 | 山形市 | 陶芸体験 | 大人2,200円 |
| 天童焼 若松窯 | 天童市 | 電動ろくろ 手びねり・絵付け | 要問い合わせ |
| 陶修窯 碁点焼 | 村山市 | 手びねり 電動ろくろ | 1,200円〜 |
| 楯岡焼 陶芸教室 | 村山市 | 陶芸体験 | 1,000円〜 |
| 深山焼 深山工房 つち団子 | 白鷹町 | 手びねり・絵付け 電動ろくろ | 1,500円〜 |
| 成島焼 和久井窯 | 長井市 | 陶芸教室 | 3,000円 (粘土1kg) |
| 新庄東山焼 | 新庄市 | 手びねり 絵付け | 1,700円〜 |
| 松岡窯 陶芸教室 | 鶴岡市 | 手びねり・絵付け 電動ろくろ | 880円〜 |
作った器はその日には持ち帰れません。焼き上がりまで1か月半ほどかかるのが一般的で、受け取りは店頭か郵送(送料別)になります。旅行の途中で寄るときは、送り先を決めてから行くとスムーズです。
はじめての人が知っておきたい3つのこと
陶芸体験は施設によってコースの呼び方が違います。まず、この3つの違いだけ押さえておけば選べます。
- 手びねり
- 粘土を手で押したり伸ばしたりして形を作る方法です。ろくろを使わないぶん失敗が少なく、いちばん安いコースであることが多いです。小さな子どもでもできます。
- 電動ろくろ
- 回転する台の上で器を引き上げる、いわゆる「陶芸らしい」やり方です。難しいぶん仕上がりがきれいで、料金は手びねりより高めになります。
- 絵付け
- すでに焼いてある器に絵を描くコースです。粘土をこねないので手も汚れにくく、所要時間も短めです。小さな子ども連れならここから始めるのが安心です。
料金は粘土の重さで決まる施設と、コースごとの定額の施設に分かれます。粘土は500gか1kgを選ぶところが多いです。
所要時間はおおむね1時間半から2時間。多くの窯元が予約制なので、思い立って行く前に必ず電話をしてください。
村山地方の5か所
山形市・天童市・村山市を中心としたエリアです。県内でいちばん選択肢が多く、山寺観光と組み合わせやすいのもここです。
七右エ門窯(山形市・平清水焼)
山形市平清水は、約200年前から焼きものが作られてきた地区です。七右エ門窯はその平清水焼の窯元で、陶芸教室と絵付け教室を開いています。
料金は使う粘土の量で決まります。500gで1,650円、1kgで3,080円。まず試すなら500gで十分です。
予約なしでも体験できるのが、この窯の使いやすいところです。ただし混んでいると待つか、断られることもあると案内されています。
| 住所 | 山形市平清水153 |
| 電話 | 023-642-7777 |
| 料金 | 粘土500g 1,650円 粘土1kg 3,080円 |
| 所要時間 | 1時間30分〜2時間 |
| 受付時間 | 9:00〜15:00 |
| 予約 | なしでも可 (事前予約が安心) |
| 受け取り | 約1か月半後 店頭または郵送 |
| 地図 | Googleマップで見る |
小学生以下は保護者と一緒に参加する決まりです。
<公式>七右エ門窯の陶芸教室のページ
山寺焼 ながせ陶房(山形市・山寺)
JR山寺駅から歩いて7分の陶房です。1,015段の石段を登る前後に立ち寄れる場所にあります。
営業時間が季節で変わるのが特徴。4月から11月は10:00〜15:00、12月から3月は10:30〜14:30と、冬は短くなります。
| 住所 | 山形市大字山寺4469 |
| 電話 | 023-695-2015 |
| 営業時間 | 4〜11月 10:00〜15:00 12〜3月 10:30〜14:30 |
| 定休日 | 不定休 |
| アクセス | JR山寺駅から 徒歩7分 |
| 料金 | 大人2,200円 小学生以下1,100円 |
| 所要時間 | 1時間30分ほど |
| 公式サイト | VISIT YAMAGATAの体験ページ |
| 地図 | Googleマップで見る |
小学生以下は1,100円と半額です。作品ができあがるのは1〜2か月後で、直接取りに行けば送料はかかりません。
天童焼 若松窯(天童市)
天童市山元にある窯元で、電動ろくろ・手びねり・絵付けの3コースがそろっています。
手びねりは1名から、電動ろくろは2〜10名ほどでの受け入れです。絵付けは湯のみ・5寸皿・コーヒーカップから選べます。
| 住所 | 天童市山元2139 |
| 電話 | 023-654-7789 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00 |
| コース | 電動ろくろ 手びねり 絵付け |
| 受け取り | 約1か月半後 送料・荷造り料別 |
| 地図 | Googleマップで見る |
料金は紹介サイトごとに金額が食い違っています。申し込む前に、電話で今の料金を確かめてください。
陶修窯 碁点焼(村山市)
最上川三難所のひとつ「碁点」から徒歩2分の窯元です。舟下りとあわせて寄れます。
手びねりは1個なら1,200円、1〜2個なら2,000円。電動ろくろは3,000円で1〜2個作れます。
| 住所 | 村山市碁点1087-2 |
| 電話 | 0237-56-3338 |
| 料金 | 手びねり 1,200円〜 電動ろくろ 3,000円 |
| 所要時間 | 1〜2時間 |
| 予約 | 3日前までに要予約 |
| 人数 | 1〜50名 |
| 地図 | Googleマップで見る |
1人でも50人でも受けてもらえるので、家族でも学校の行事でも使えます。
楯岡焼陶芸教室(村山市)
同じ村山市の楯岡地区にある陶芸教室です。所要時間60分と短めなので、旅の途中に組み込みやすいのが利点です。
料金は粘土の量で決まります。500gで1,000円、1kgで1,500円。今回まとめたなかでいちばん手頃な部類です。
| 場所 | 村山市楯岡 |
| 料金 | 粘土500g 1,000円 粘土1kg 1,500円 |
| 所要時間 | 60分 |
| 予約 | 3日前までに要予約 |
| 人数 | 1〜50名 |
| 地図 | Googleマップで見る |
申し込みは村山市観光物産協会が窓口です。
置賜地方の2か所
米沢・長井・白鷹を中心とした県南のエリアです。どちらも「復興した焼きもの」という物語を持っています。
深山焼 深山工房つち団子(白鷹町)
白鷹町の深山地区にある工房です。手びねり・電動ろくろ・絵付けの3つから選べます。
手びねりと絵付けはどちらも1,500円。電動ろくろは2,000円に焼成料1,000円〜が加わる形です。
特筆すべきは受け入れ人数で、手びねりなら最大70名まで対応できます。学校行事や大人数のグループ向きです。
| 住所 | 白鷹町深山2530 |
| 電話 | 090-2955-1939 |
| 料金 | 手びねり 1,500円 絵付け 1,500円 電動ろくろ 2,000円 +焼成料1,000円〜 |
| 営業時間 | 9:00〜16:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 人数 | 手びねり 〜70名 電動ろくろ 〜4名 |
| 受け取り | 約1か月半後 送料・荷造り料別 |
| 地図 | Googleマップで見る |
年に1度だけ、登り窯の窯焚きを体験できる日もあります。薪で焼く昔ながらのやり方を見られる機会は多くありません。
成島焼 和久井窯(長井市)
成島焼は、天明元年(1781年)に米沢藩主・上杉鷹山が米沢の成島に窯を築かせたのが始まりです。明治の末にいったん途絶えました。
その成島焼を長井市今泉で復興させたのが、この和久井窯です。
つまり名前は「成島」でも、窯があるのは米沢市ではなく長井市です。地図を調べるときに間違えやすいので気をつけてください。
| 住所 | 長井市今泉1812 |
| 電話 | 0238-88-9205 |
| 料金 | 3,000円(粘土1kg) |
| 予約 | 要予約 (公式サイトから) |
| 地図 | Googleマップで見る |
<公式>成島焼 和久井窯
最上地方|新庄東山焼(新庄市)
新庄東山焼は、天保12年(1841年)に新庄藩の御用窯として開かれた窯です。今も同じ家系が受け継いでいて、現在は6代目にあたります。
体験では茶碗・皿・カップを作れます。粘土1kgで1,700円、絵付けなら800円からと、伝統ある窯にしては手が届きやすい料金です。
| 住所 | 新庄市金沢1441-1 |
| 電話 | 0233-22-3122 |
| 料金 | 粘土1kg 1,700円 絵付け 800円〜 |
| 所要時間 | 約1〜2時間 |
| 体験の時間 | 9:00〜15:00 |
| 定休日 | なし |
| 予約 | 要予約 |
| 地図 | Googleマップで見る |
定休日がないので、旅行の日程を組みやすいのも助かります。作品は後日の受け取りで、送料は別途かかります。
庄内地方|松岡窯 陶芸教室(鶴岡市)
国の史跡「松ヶ岡開墾場」のなかにある陶芸教室です。明治時代に旧庄内藩士たちが開墾した土地で、日本遺産にも認定されています。
料金がこのなかでいちばん手頃で、絵付けは880円から、手びねりは1,110円から(別に指導料210円)。電動ろくろは作品によって変わります。
そば打ちや米粉ピザ作りもできるので、陶芸に興味のない人が同行しても退屈しません。100名まで受け入れられます。
| 場所 | 鶴岡市羽黒町松ヶ岡 (松ヶ岡開墾場内) |
| 電話 | 0235-62-4824 |
| 料金 | 絵付け 880円〜 手びねり 1,110円〜 指導料 210円 |
| 所要時間 | 約2時間 |
| 定休日 | 水曜 (祝日は翌平日) 年末年始・臨時休業あり |
| 予約 | 要予約 |
| 人数 | 100名まで |
| 地図 | Googleマップで見る |
まとめ|目的別に選ぶなら
- 思い立って今日行きたい|七右エ門窯(山形市)=予約なしでも体験できる
- とにかく安く試したい|松岡窯(鶴岡市)=絵付け880円〜
- 短時間で済ませたい|楯岡焼(村山市)=60分
- 大人数で行きたい|深山工房つち団子(白鷹町)=手びねり70名まで/松岡窯=100名まで
- 山寺観光とあわせたい|ながせ陶房(山形市)=参道入口
- 歴史ある窯で作りたい|新庄東山焼(新庄市)=1841年開窯
どこも作品が手元に届くのは1か月半ほど先です。旅行の記念というより、忘れたころに届く楽しみとして考えておくとちょうどいいと思います。
料金やコースは変わることがあります。行く前にかならず電話で確認してください。
<関連記事>▶ 【山形】夏休みの子ども体験44選|8月のイベントとものづくりを地域別に(子ども連れならこちらもどうぞ)
この記事について
各窯元・工房の公式サイトと、山形県公式観光サイト、村山市観光物産協会、つるおか観光ナビ、最上地域観光サイトの掲載情報をもとに作成しています(2026年7月時点)。
料金・営業時間・コースは変わることがあります。おでかけ前に各施設へご確認ください。